7月4日に、国民生活基礎調査が発表された。
貧困層が増大している。そのスピードは著しく早い。
赤旗では所得中央値に焦点を合わせた報道をしている。
たとえば人口が1億人として、上からでも下からでも5千万人目の人の所得だ。
貧富の差が増すと平均所得との差が拡大する。
これまでも国民総所得や平均所得とジニ係数の二つを並べることでおおかたの傾向は分かる。しかしジニ係数は間接指標であり実感として掴みづらいうえに、いくつかの因子により修飾を受ける。
その点で行くと中央値はまじりっけのない実数であり、実感としても分かりやすい。

それで2011年度(最新)の平均所得は548万円。これに対し中央値は432万円となっている。116万円の開きがある。20年前の中央値はちょうど今の平均所得である549万円だった。

平均所得が20年前にどのくらいだったかは記事にはない。

赤旗はその要因を分析し、貧困層の激増が主たる要因だとしている。
ここで貧困層というのは年間所得200万円以下の世帯である。これが14%から20%に増えた。