最終的な議論の落ち着きどころが見えてきた。
問題はこうなる。

人を大事にするか、それとも利益か

これは国の原則でもあるが、経営の原則でもある。
今の経団連主流は明らかに利益が第一である。第一であるというより、すべてだ。
彼らは基本的就業構造を、育成型から略奪型構造に変えようとしている。
彼らがほしいのは人材ではなく才能なのだ。
しかし才能というのは属人的なものだ。
使い捨てしていけばいずれは枯渇する。焼畑農業みたいなものだ。
おそらくその時は畑そのものを捨てて、別な所で焼き畑をするのだろう。それがグローバルというものである。

これでは持続型の発展は望めない。それどころか至る所で砂漠化をもたらすだけであろう。

才能というのは人間の花に当たる部分で、根があって、茎があって、葉があって初めて咲くものである。人を育てなければ花は咲かない。肥料ももちろんだが丹精を込めることが大事なのだ。

そのことは97年以来の経験で十分分かっているはずなのだが、経団連幹部の暴走に誰も異を唱えようとはしない。

アメリカが怖いからなのだろうか。