シリアの戦況を長引かせている最大の原因が見えて来ました。

イランです。

ヒズボラをシリアに動員したのはイランですが、今度はイラクのシーア派も動かそうとしています。これはきわめて危険な動きです。民族の大義よりも宗派の利害を上位に置き、中東の民衆を真っ二つに分断することを厭わない、最悪のセクト主義です。

イラク政府閣僚の一人が、ロイター通信に語ったもの。

シリア国内でアルカイダや自由シリア軍がシーア派教徒を襲撃した場合、イラク国内の数千人のシーア派教徒が武器をとる。
アサド政権とともに、アルカイダと闘うために出陣することになるだろう。

しかし、これは変だ。アサド自身はシーア派教徒ではない。彼の政党は非宗教的な世俗政党だ。民主化をもとめる人々は、シーア派をやっつけるために戦っているのではない。

もちろんスンニ派信者がたくさんいるだろうし、アルカイダもふくめ多くのテロリスト分子も紛れ込んでいるだろう。それはリビアの時も同じだ。

これを宗教戦争のように描き出すのは、不当な評価である。