米中首脳会談が終わった。徹底的に戦略・軍事問題に集中する議論となったようだ。こんな会談も珍しいのではないか。
共同記者会見で意見を表明している。これを見る限り内容はあまりない。しかし会談の中身からして、水面下の議論がかなり行われているのだろうと予想される。
むしろ課題を明確にしたということに意味があるのだろうが、このような中身で会談が行われたという事実そのものが重要なのかもしれない。

ちょっと気になったのは、習近平の発言の中の次の一節だ。

新型の大国関係の構築に向け、双方が協力しなければならない。中米が協力すれば、世界の安定のかなめとなることができる。


これは、これまでの中国の自己規定とかなり異なったニュアンスだ。BRICSの一員として、あるいは発展途上国と肩を並べて、という姿勢は、そこにはうかがわれない。

これまでの多極化論や多国間主義との整合性はあるのだろうか。それともアメリカと肩を並べる世界の覇者の一方の極として、みずからを位置づけていくことになるのだろうか。