これは世界的なニュースだと思う。三浦さんのエベレスト登頂よりクールだし、4人の団体競技というのが、いかにも日本らしい。

「大会当日まで生きていなければと必死でした」という感想が、とってもおしゃれだ。

北海道新聞の札幌市内版の記事で、このままでは消えてしまいそうなので、まるまる転載しておく。我が老健施設にも貼りだしておこう。

どうしんウェブ 北海道新聞

“90歳”4人組世界記録更新 マスターズ水泳女子 「生きている限り泳ぎたい」 札幌

(06/07 16:00 札幌圏)

 

水泳で世界記録を更新した(左から)村田フミさん、福岡なかさん、成田節子さん、松本欣子さん、北海道マスターズ水泳協会の大浦敦会長

 

 札幌市内在住の90歳前後の女性4人が、2013年度日本マスターズ水泳短水路大会(日本マスターズ水泳協会主催)北海道会場に出場し、4人の合 計年齢が360歳~399歳のグループのリレー種目で世界新記録を樹立した。従来の記録を1分以上縮める快挙で、4人は「生きている限り泳ぎ続けたい」と 意欲を燃やしている。

 4人は松本欣子(きんこ)さん(92)、成田節子さん(89)、福岡なかさん(89)、村田フミさん(89)。マスターズ水泳では、出場者はその年の12月末時点の年齢で数える「暦年齢」が採用され、全員が90歳以上の扱いとなる。

 大会は2日に札幌市豊平区の市平岸プールで開かれた。1人が50メートル泳ぐ女子4×50メートルフリーリレーに出場し、4分45秒07のタイムでゴー ル。昨年、オーストラリアのチームが出した世界記録5分45秒34を1分00秒27も縮めた。この種目に出場したのは松本さんらのチームだけだった。

 4人は札幌マスターズスイミングクラブに所属し、月2回集まって練習している。最年長で、65歳から水泳を始めた松本さんは「新記録を出すことができたのはチームや周囲のみなさんのおかげ。100歳になっても泳ぎたい」と話す。

 また、成田さんは「50代は登山に打ち込み、水泳は62歳で始めたのに速く泳げるようになってうれしい」。福岡さんは「大会当日まで生きていなければと必死でした。無事出場できてほっとした」、村田さんは「これからもずっと4人でリレーに出たい」と語った。

 北海道マスターズ水泳協会によると、記録は日本マスターズ水泳協会を通して国際水泳連盟に申請中で、近く正式に認定される見通し。大浦敦・北海道マスターズ水泳協会会長は「90歳の人が4人もそろって泳ぎ続けるだけでもすごい」と称賛している。(田島工幸)

なお別のニュースによると、

リレーメンバーでもあります90歳区分の村田フミさんは、1500m自由形に於いて41分59秒32の日本新記録を樹立しています。

と、こうなると微笑ましさを通り越している。