昨日、橋下市長が外国特派員協会で講演を行った。
マスコミは大々的に報道した。しかし報道の姿勢は、これで幕引きしたいという橋下側の意向に沿ったものだった。安倍首相との会食の効果なのだろうか。
取材を受ける特派員が、みな好意的な発言しかしていない。これを見た聴取者は「ああ、謝罪は受け入れられたんだな」と印象を持つに違いない。
おそらく編集に相当苦労したのだろう。

こういう時は赤旗しか事実を報道しない。
赤旗の見出しは
橋下氏会見 ごまかし・すりかえの3時間
と厳しく見ている。

女性記者、「テリブル(ひどい)、テリブル。米国だけ謝罪して慰安婦にはしない。内容がひどい」

ニューヨーク・タイムズの記者の感想は、日本のメディア陣みんなが聞いていたはずだが、どこも記事にはしていない。

人身売買というのは、最初にだましたり拉致する組織、その女性を移送する組織、拘束する組織、意に反して働かせる組織、様々な組織があって成立する。国際的にはそのすべてを人身売買という。

ある欧州の記者

「うちも戦争をしたが、お前の国も戦争をしたじゃないか」というのと同じ。今回は、日本が過去に行った、他国とは明らかに違った行為について議論が起きているのに稚拙な論法だ。

といった所。

しかし特派員は日本のメディアに感想を述べるのが仕事ではない。記事を書いて本国に伝えるのが仕事だ。
このあと特派員たちは橋下発言にどういうふうに切り込んでいくのだろうか。

残念ながら赤旗記者は正直、記者としての仕事をしていない。聞こえた声を文章にしただけ。質疑応答でのやり取りも記載されていない。それでも黙殺した他のメディアよりはマシだが。
出来れば、会場での感想聴取に終わるのではなく、出席した外国人記者からもうすこし意見を集約してほしい。
フォローアップの記事を期待したいところである。