5月13日付の三菱UFJのリサーチで分かりやすいQ&Aが載せられている。

企業の設備投資は増加するか

Q1.企業の設備投資がなかなか盛り上がってきませんね?

Q2.今後設備投資は持ち直してくるのでしょうか?

Q3.金融緩和に設備投資を促す効果はあるのでしょうか?

Q4.設備投資が国内に回帰することはありますか?

小林真一郎さんがこれに答えている。

Q1を別としてすべての質問に対する答えは「否」である。

Q1.については

①企業が需要見通しについて慎重な姿勢を崩していない

②企業は資金があれば海外に振り向けようとしている

という二つの理由で、国内投資は期待薄だとしている。

Q2.については

①企業は現時点でも設備過剰感を持っている

②設備の維持・更新といった最低限の投資、情報化・効率化のための投資、研究・開発投資については行われるが、増産のための設備投資は考えにくい

いわゆる「買い替え需要」レベルに留まる可能性が強く、景気回復の牽引車とはならない。

Q3.について

①企業のキャッシュフローは十分であり、借り入れの必要はない

②需要が見込めず、採算が取れないのならば、設備投資は実行されない。

小林さんは「むしろインフレでコストにかかわるリスクが上昇するようなら、企業はますます慎重になるだろう」と、マイナス効果を指摘しています。

Q4.について

①たしかに海外進出が進んだのは円高のためだった。しかし今は海外市場での需要を取り込むことに主要目的がある。

②いったん進められた海外進出の流れを短期間のうちに修正することは困難。

ということで、海外進出は益々強まり、国内回帰の可能性は薄いだろう。

https://livedoor.blogimg.jp/shosuzki/imgs/8/9/8997d46f.jpg

内閣府の「企業行動に関するアンケート調査」

(円高の修正が進んだ後に調査されたものだそうです)


そうなるとですよ、これは大変なことですよ。

アベノミックスは景気回復のためのものだったはずなのに、それにはまったく役立たずに金持ちを喜ばせただけのものということになりますね。

そして国には国債という膨大な借金が残されることになりますね。

違いますか、小林さん。