ここがヘンだよプロ野球 第3回 ようやく終止符? 飛ぶボール、飛ばないボール

というページで、飛ぶボールをめぐる経過を解説している。

困ったことにいつの記事かわからない。2010年シーズンの終了後のもののようだ。したがって、今シーズン、何故ボールが飛ぶのかについては論及されていない。

野球のボール規格は世界共通であり、公認野球規則で定められている。ところが国際使用球と日本のプロ野球で使用されているボールは明らかに異なる。その背景には、プロ野球界における複雑なボール事情があった。

2010年の公式球の供給メーカーは4社。12球団がそれぞれ契約している。球団とメーカーのビジネスによるしがらみが、ボールの国際化を遅らせたといえる。

ボールの大きさや重さに関しては各社によって差はない。差があるのは反発係数である。じつは上記の公認野球規則には反発係数に規約はない。ただし日本プロ野球機構には基準があり、その数値は0.41~0.44となっている。上限と下限の差はわずかに0.03だが、この差が大きな影響を与えてきた。

過去には自球団主催試合の使用球を飛ぶボールに切り替えて優勝したチームがいくつかある。「飛ぶボール」「飛ばないボール」を、相手チームによって使い分けることもできる。それが戦略のひとつとして考えられてきた。(攻撃時と守備時でボールを変えるという手もあるな)

そんな、もやもやした気分を解消してくれたのが、今回の使用球の統一だった。

ということで、2011年からミズノ製に統一されるまでの経過が分かった。

ところが今シーズンになると、ふたたび飛ぶボールが登場することになった。

つぎは

日本プロ野球「疑惑のボール」騒動!

というページ。

2011年より日本プロ野球に「統一球」が導入され本塁打は激減した。2010年は1年間で1605本だったホームランが、導入された11年は939本、12年は881本に半減した。

それが今季は一転しての本塁打ラッシュ! 例えば4月7日に行なわれた5試合で飛交った本塁打は17本。このペースだと年間2900本を超える計算になる。

統一球を提供しているミズノは「昨年と何ら変わりがない球を供給している」とコメントしている(それを信じている選手は誰もいない)。

このあと、「編集部」は「ことの真相は、昨年に較べてストライクゾーンの幅が小さくなっている」ためだろうと逃げている。