きのう「もんじゅはアメリカのもの」と書いたばかりなのに、今朝の赤旗一面トップは

「もんじゅ再開中止指示  “違法状態是正せず” 規制委」

だ。

実は昨日テレビで、「敦賀原発、廃炉に」という報道を聞いて、「あぁ、ついに」と思ったばかりだったのだが、こちらのほうがはるかにビッグニュースなのではないか。さすがは赤旗だ、と思った。

ただし、敦賀原発は直接の判断は「活断層」という認定であり、それは廃炉に結びついて行くということで、方向性は明確なのだが、もんじゅの方はそうではない。

現時点での、再開に向けた準備は停止するということであり、再開が否定されたわけではない。今後、原子力機構側の巻き返しも十分予想される。


ということで、以下、記事の抜粋。
原子力規制委員会は、もんじゅの運転再開に向けた「準備の中止指示を命令する」ことを決めました。
①12年11月、もんじゅで、1万件に及ぶ点検期間の超過が発覚しました。
②このため、規制委員会が立入検査を行いました。
③その結果、「点検業務が担当者任せになっていて、現場で不適切な処理による点検の先送りが繰り返されていた」ことが判明しました。
④規制委員会は検査の結果に基づき、改善の指示を発しました。
⑤今回の再検査は改善の状況を点検するためのものでした。

その結果、今回の規制委員会の判断に至った。その判断とは、
「これまでの規制委の指示に対する対応は不十分であり」、「法令違反状態は改善されていない」との判断です。
決定後の記者会見で、田中委員長は「何度も繰り返されており、事態はかなり深刻だ」と述べました。

ついでその要因についての分析。
規制委は原子力機構の経営層、幹部に問題があると指摘する。
「(トップは)安全を最優先とする方針を明確に示していない」、「点検よりも試験工程を優先する考えを有している」と、厳しく批判。
このために組織全体に「安全文化の劣化が認められる」と指摘する。

そして、規制委の当面の対応として、
①原子力機構に対し、「機器の点検」の状況を管理できるシステムの構築を指示。
②原子力機構の対応を逐次報告させる。
③これらの進行状況を最終的に規制委で確認する。
④運転再開に向けた活動は、規制委の最終確認までは禁止する。

④を正確に言うと、
「規制委で確認するまでのあいだ、運転再開に向けた活動は行わないよう命じる」ということになる。

ただこの決定には、
「命令に先立ち、原子力機構には、文章による弁明の機会が与えられる」とされている。
1兆円をドブに捨てることになるかも知れないこの判断、アメリカの虎の尾を踏むことになるかもしれないこの判断、どうなることやら。