誰かが書いていましたが、「セルっておしゃれ~」
ジョージ・セルを形容するのに、多分一番の形容詞かもしれません。
赤と黒の二色で鮮やかに流れを切り取る、その上に金粉をまぶして一枚の絵を完成させていくような気分がします。しかも赤はちょっとくすんだ臙脂色で、黒は死んだ黒(Dark)ではなく存在感のある黒繻子の黒なんですね。
赤のドレスの女性と黒いタキシードの紳士のデュエットといえばいいのでしょうか。ダンディーでなくては…という感じです。ハイドンの94番「びっくり交響曲」は典型ですね。
だから録音が悪くてくすんでしまうと、技術だけが浮いてしまうのです。腕はいいけど無味乾燥とかいわれてしまうんですね。