何か論文が読めるかと思って中山さんのHPに行ってみた。かなりぶっ飛んでいる人で、赤旗に載った写真からは到底想像できないキャラだ。
掲載論文はゼロ、そのかわりブログがめっぽう面白い。
ほとんど強迫的な行動マニア、芳紀49歳の「あんみつ姫」だと思えば当たらずといえども遠からず。
西川潤の流れか、ポラニーとシュンペーターが一応メシのタネ。以前、だいぶお付き合いさせてもらった橋本努さん(北大教授)とは専攻領域が近接しているが、背中合わせの近しい関係みたいだ。

ウィーン学派は基本的に反マルクスであり、ベーム・パヴェルクを中核とする。
その過程でヒルファーディングみたいにマルクス主義に行ってしまう人や、シュンペーターみたいな修正主義者も出てくる。
エルンスト・マッハみたいな哲学畑のウィーン学派ともつながる。もちろんフロイドにつながる連中もいる。
共通しているのは、やたらと抽象的で、負け犬の遠吠えみたいな趣を漂わせているところだろう。

なんとも悲しくなるのは、この時期彼らが集中して攻撃していたのはスターリン主義なのだ。
当時、平和と民主主義のために懸命に闘っていた人々を、私は心から尊敬するが、彼らが擁護していたスターリニズムは、反対派のいう如く誤りの塊だったのだ。
なんともクソみたいな話だ。