習近平政権への「期待」はずっと肩透かしに終わってるが、プーチンとの会談でもこれといった新味は打ち出せなかった。
たださすがに勘所は抑えている。
第一は、北朝鮮を口実にしたMD戦力の強化にあらためてノーを突きつけたこと、ただし国際社会へのアピールは弱い。
第二は、6カ国協議体制の有効性を再確認し、政治的・外交手段を優先すると強調したこと。
第三には、「(領土など)核心的利益に関する問題で相互に強く支持する」とし覇権主義でタッグを組む意向を押し出したこと。
これについては、おそらく中国側の意向の現われであろうし、まったく共感する余地なし。
たぶん、両者の関心は北朝鮮などにはないのであろ。新疆・ウィグルから中央アジア圏にかけて対イスラム対策をどう進めるかが、両者の最大の関心事だろう。

それはそれでやってもらうほかないのだが、「中国は覇権主義を精算しない限り積極外交は進められない」ということが、改めて確認されたようである。

そして覇権主義の精算こそが習近平の最大の課題であることがあらためて痛感された。