また同じことが起こりつつある。
民衆の支持が全くない現政権が権力にしがみつき、反抗する民衆を武力で押さえつけようとする構図は前回と同じだ。
ケニアの経済規模は東アフリカで最大だが、その多くは海外から東アフリカへの国際援助を前提にして成り立っている。援助漬け国家でもある。
だからこの国の最大の産業は汚職である。
西をコンゴ、西北にはルアンダ、北には南北スーダン、東にソマリアと紛争国に取り囲まれているこの国は、東アフリカ最大の武器供給地帯であり、それに軍自らが絡んでいることは想像に難くない。
政治家と軍が悪事でつるんでいて、それを養うだけの経済基盤があれば、その権力が揺らぐことはないだろう。
悲観的な見方になるが、国内経済がもう少し発展しない限り、武器を売る代わりに石鹸を売り、中国製品よりさらに低価格のタオルを売れるようにならない限り、当分この状況は変わらないだろう。

もし西側諸国にやることがあるとすれば、アフリカへの援助はAUに窓口一本化することだろう。
旧宗主国が個別に対応するのは、試され済みの悪手だ。