AFP・時事の配信。
南アのズマ大統領は、フランス放送局とのインタビューで、フランス軍のマリ介入を支持した。
理由について問われると、「マリ軍にイスラム過激派を止める力はない」と突き放し、「他に選択肢はなかった」と現実的な判断を強調 した。

以下英文

Zuma however backed the French-led intervention to oust Islamists in Mali, praising French President Francois Hollande for consulting African leaders before deploying troops.

"We supported that because there was no other alternative," he said, pointing out that the Malian army had no ability to stop the insurgents.


時事は記事をちょっと潤色しており、赤旗はこれをそのまま掲載しているが、フランスのメディアの行った会見をフランスの通信社が配信しているので、「ハイそうですか」とはならない。

たしかにトンブクトゥの「原理派」組織が、マリ全土の制圧を狙い動いていたことは間違いないようだ。AUにそれを食い止める力がないだけに、ぎりぎりの判断としてフランスの介入やむなしとなるかもしれない。
しかし、フランスはマリ南部だけを守って満足するとは思えない。目的はサヘルのウラン鉱確保にある。したがってマリ政府はトゥアレグ人勢力との全面対決に追い込まれることになる。これはマリ政府にとって決して良い選択ではない。

この数ヶ月間、マリ政府及びAUとトゥアレグ人勢力との対話はどうなっていたのか、何よりもそこが疑問である。