紀元前4~5世紀の中国の矢尻が、岡山の遺跡から発見されたそうだ。
写真を見ると実に見事なもので感動を覚える。
http://livedoor.blogimg.jp/shosuzki/imgs/f/7/f7415173.jpg

少し記事を引用しておく。

この矢尻は「双翼式銅鏃」と呼ばれるもので、青銅製、重さ3.7グラム。
全体に平たく、先端から左右に分かれた「翼」部分が、末端に向かって長く伸びているのが特徴だそうである。

戦闘用ではなく、儀礼用だったようだ。道理で美しすぎる。

紀元前4,5世紀というのは中国の戦国時代。七カ国が覇を争っていた。同型の矢尻は燕と魏の遺跡から出土しているという。

矢尻が見つかったのは岡山の南方遺跡。弥生時代中期にあたる紀元前二世紀ころの集落とされている。

岡山は日本で最古の南方ジャポニカ米が発見されるなど、弥生時代の先進地だったようで、すでに部族間の戦闘もあったことになる。

燕と魏に由来する武器が見つかったということは、長江流域由来の弥生人に加えて、すでに北方系の武装渡来人も存在していた可能性がある。

政治というのは武力が決定するものだから、弥生人の上に北方系渡来人が君臨していたことになるのだろうか。

そういうロマンもふくめて、なかなかの見ものである。