レセプションでの挨拶の原稿です。

お帰りなさい、サンディニスタ!
これが今の私の心境です。

90年に選挙で敗れた時、私は全然へこたれていませんでした。
セルヒオ・ラミレスが去った時も、ウィーロックやカルロス・チャモロが去った時も、カルロス・メヒア・ゴドイやエルネスト・カルディナーレが去った時もまだ頑張れると思いました。

しかしウーゴ・ティノコとモニカ・バルトダーノが去ったときは、さすがにがっくり来ました。
いろいろ噂も聞きました。ダニエルのソイラメリカ事件、ウンベルトが社長になって稼いでいるという話…
そのころからインターネットのニカラグア・ニュースも途切れました。週刊ラテンアメリカ・ニュースもストップしました。

ここにいるデュルセ・マリアもいつの間にかいなくなった一人でした。風のうわさで結婚して横浜にいるらしいと聞いていました。

それがどうでしょう。いまやサンディニスタは不死鳥のごとく復活しました。その代表をニカラグア政府特命全権大使として迎えることができるなんて夢のようです。

そしてデュルセマリアは、大使館に現われ、ふたたび私たちの前に姿を現わしたのです。彼女の心のなかでサンディニスタ革命の火は灯り続けていたのです。

今年は北海道のニカラグア連帯運動にとっても記念すべき年です。はじめてサンディニスタの代表を迎えてから30年になります。

あのころ連帯の相手はキューバとニカラグアだけでした。いま連帯の相手はベネズエラ、エクアドル、ボリビア、そして中南米のほとんどすべての国です。

サンディニスタ、万歳。中南米の革命の前進、万歳。日本とラテンアメリカ人民の連帯万歳。