アルジェリア、なんとなく以前からノドにひっかかっている話題だ。

とにかくアルジェリアといえば「アルジェの戦い」だ。
白黒の映画で主人公の青年が、カスバの中のアジトで、迫り来るフランス軍を待ち受ける、凄まじい緊迫感だけが記憶に残っている。
それは確実な死であり、我が身が虫けらと化す一瞬である。

それしか憶えていない。

多分カミユと記憶が二重になっているのではないか。世界が遠くなっていくようなめまいと、吐き気を伴わない嘔吐、カスバの生活の臭いと硝煙の臭い、そして吐物と傷口から滲み出す血の匂い。それすらも感覚から遠ざかっていく。

その後図書館で、フランス軍に拷問されレイプされた少女の手記を読んだ覚えがある。

とにかくそれでアルジェリアのイメージが形成された。かなり特異な過程だろう。

ベンベラのイメージは、ニュース映画の一こましかない。

ついでアルジェリアが登場するのは、ブーメディエンの統治下に第三世界の旗手としてである。たしか流産しかけた非同盟首脳会議をひろって、なんとか開催にこぎつけた時、アルジェリアは輝いていた記憶がある。

(この後書いていた文章が、一瞬にして消えました。今夜はもうやめときます)