赤旗経済面のコラムに次のような見出しの記事

“人災だから再稼動しても安全”
原産協会会長のトンデモあいさつ


原子力発電所の業界団体である「原子力産業協会」の今井敬会長が、年頭にあたっての挨拶を公表しています。

この中で今井氏は、国会事故調査委員会が東京電力福島原発の事故について、「明らかに人災である」と結論付けたことを指摘。

人災であるがゆえに、その原因をはっきりと究明して対策を講ずれば、原子力を再稼動しても大きな災害は起こらないということです」と述べています。



思わず言葉を失う。「ウーム、そういう読み方もあったのか」と、思わず唸ってしまう。

ただ、今井会長が国会事故調報告を本当に読んだのかということが気になる。

国会事故調が何ゆえに、何を以って「人災」と表現したのかが分かっていないのではないだろうか。

国会事故調は、原産協会と東電が、経産省を縛り付け、安全神話を押し付け、必要な対策を怠ってきたことが原発事故の究極の原因であり、その故にこそ、事故を「人災」と糾弾したのである。

国会事故調は、経営陣の経営優先と安全軽視の姿勢を厳しく問い、「原子力を扱う事業者としての資格があるのか」という疑問を投げかけている。

だから「その原因をはっきりと究明して対策を講ず」 るということは、あなた方の責任を明らかにし、あなた方を原発から遠ざけ、口出しさせないようにするということなのだ。

私の読み方が間違っているのだろうか、国会事故調の委員長にぜひお話をうかがってみたいところである。

国会事故調報告については、私もだいぶ勉強させてもらった。
2012年7月12日の記事、あるいはブログ内検索の欄に「国会事故調」と入れると、逐条解説が読めます。