インド共産党(M)機関紙「人民民主主義」1月6日号

集団強姦事件: 犯人達はもっとも厳しく罰せられなければならない


インド共産党(M)政治局の声明(2012年12月29日)

インド共産党(M)政治局は、勇敢な若い女性の悲劇の死に対し、心からの悲しみを表明する。彼女は、都心を走る公共バスの中で起きた残忍な輪姦の被害者であった。政治局は彼女の家族に心からの哀悼を表する。政治局は、現在において、また将来において、可能な全ての援助を差し伸べるよう、政府に求める。

さらに悲劇的なことは、政府と警察がその義務を果たしていればこの恐ろしい事件は避けられただろうということである。

共産党政治局は、被告の犯人に最も厳しい罰を要求する。

これは、孤立した出来事でない。性的暴行事件は、インドで最も急速に増加している犯罪である。

中央政府にとっても州政府にとっても、最も根本的ななすべきこと、それは女性への暴力を防ぐための手段を講ずることである。それは長いあいだうやむやにされてきた。女性組織と左翼政党はそれを求め続けてきたが、政府は要求を受け入れず、実施をサボってきた。

行うべき措置には以下のものが含まれている。すなわち安全確保のための手段、期限付きの裁判(time-bound justice)への簡単なアクセス、警官の無作為に対する罰則、性犯罪に関する訴訟の迅速裁判(fast track courts)への移行、性犯罪への罰則の改革と強化などである。


死は、無駄にされてはならない: 全インド民主女性協会(AIDWA)の声明

我々は、23歳の女性の逝去に最も深甚な哀悼を表明する。彼女はデリーで2012年12月16日に勇敢に輪姦の犯人と戦った。

この少女の死において、インドは勇敢なもう一人の女性をまたも失った。彼女は不平等な社会秩序によってもたらされた不条理な暴力とたたかったのだ。そして家父長的価値観と戦ったのだ。

それらは我々の社会が露呈するに至った悪弊だ。それらは女性に対する過去の恥ずべき犯罪記録でも明白だ。

我々は彼女と連帯する。彼女の戦いと彼女の死に連帯する。そして我々、男も女も、インド中の我々は、いま起きたことに恥ずかしさを感じ頭を垂れる。そして決意する。彼女の死を無駄にすることは許さないと。

この犯罪は、罰せられなければならない。我々は罰せずには置かない。

彼女の闘いは、その生と死をふくめ、すべての者への呼びかけとしての役割を果たすだろう。インドの女性は決意する。そして性暴力(gender violence)を許さないと声を上げる。性的暴行にノーを突きつける。この国の女性市民の尊厳を否定するものを許さない。

レイプ事件に抗議するインドの若い勇敢な市民に官憲は弾圧を加えた。その襲撃は許せないと。広範な人々の抵抗と抗議が巻き起こりつつある。その抗議は、「性的暴行にたいするゼロ寛容」という明快な声に代えられなければならない。

AIDWAは、この国で犠牲者・家族との団結を示す女性と人々に加わって、ともに正義のための闘争を進めることを誓う。暴力の全ての形に対して、女性への襲撃を支える不平等社会に対して我々はたたかう。

(この声明はえらく文学的で難しい文章で、かなり意訳しています)


インド学生連合の中央執行委員会の声明

…この犯罪は、世界最大の民主主義センターからわずか15キロはなれたところで実行された。犯罪が実行されてから犠牲者の女性が悲しい終焉を迎えるまで、我が国の人々、特に学生・青年と女性は先例のない反応を示した。彼らは自発的に街頭に出た。そして大勢で女性の安全を要求した。

いまやこの民衆の感情は具体的な運動に置き換えられなければならない。その転換点に立って、我々は具体的な要求で迫らなければならない。速やかな判決のための迅速裁判所、義務を果たさない警官への処罰、警官隊のジェンダー感覚の高揚、全ての男女共学の機関での性的いやがらせ防止委員会の設立、公共輸送機関の改善などである。


インド民主青年同盟(DYFI)の中央執行委員会の声明

DYFIは、犠牲者の死去を哀悼すると同時に、この悲劇がインドに現実と向き合うことを強制したと指摘する。

その現実とは、性的に襲撃された女性がしばしば犯罪を犯したと非難されることである。そのことによって彼女達は沈黙を強いられ、当局へ事件を届け出ないように強制される。

また、もし勇敢な人がレイプを告発しても、警察はしばしば受理することを拒否する。だから強姦事件の処分はきわめて遅い。このことは文書記録によっても明らかである。



DYFIとSFIの全ての支部は、12月30日のキャンドル・サービス行動を組織した。彼らは女性のあまりにも悲しい死を悼んだ。そして中央政府の恐るべき怠慢ぶりに抗議した。そして性的な暴力事件を抑制するためのポジティブな処置を打ち出すようもとめた。

DYFIはさらに1週間にわたる女性への暴力反対のキャンペーンを行った。女性への暴力は、社会に深く根をおろした差別意識の表れであること、ゆがんだ文化的価値の表れであることが訴えられた。またキャンペーンは社会に潜む反動的な女性観とのたたかいを緊急の課題と位置づけた。