「脱原発のドイツを訪問」という連載がある。増山さん(画家)の寄稿連載という異色の記事。
それだけのことはある。
このなかで、原発解体会社の担当者の発言が重い。

「原発解体は建設や稼働中の売電利益よりもずっと多額。小規模原発1基で660億円以上、少なくとも70年の期間がかかります」

この会社はドイツの全原発の解体作業を請け負っているというから、情報は確かだ。

とくに旧東ドイツのソ連製原子炉が劣悪で危険なようだ。

「熱い核燃料を冷まして、放射性レベルを落としてからでないと作業できないため、5年間寝かしてから作業を開始しました。
徐々に放射性レベルが高い部品の解体作業にかかりますが、22年経った今も床の掃除が終わらず、建物自体はさらに50年間待たないと解体できない」