youtubeに誰かがレイボヴィッツ・ロイアルフィルのベートーヴェン交響曲全集をアップしてくれた。しかもAAC195kbpsという飛び切りの音質で。
「音色は今なお古さを感じさせない」とよく言われるが、それどころではない。RCAのダイナグルーヴ録音の精華だ。

高校三年のときに買ってもらった。リーダーズダイジェストで信じられない値段で全集が出るという、チラシを枕の下に敷いて寝たものだ。
豪華なボックスを開けると、何枚ものレコードから“レコードの匂い”がしたものだ。

何十回となく聞いたから、フェルマータの延ばし方からアッチェランドの持ち上げ方までまで良く分かる。自分としては、レイボヴィッツがベートーヴェン演奏の基準として刷り込まれている。友達がワルターだのカラヤンだのといっても、貧乏人の神様はレイボヴィッツだ。絶対口には出さないが…