本日の文芸欄はなかなか面白い。
一つは安久津英 著 「方代を読む」 の中野和子さんによる書評

ほいほいと ほめそやされて
生命さえほめ殺されし人が
ありたり


この歌の作者が山崎方代という人。

昭和16年に召集され、台湾、シンガポール、ジャワ島を経て、チモール島で戦傷し野戦病院を転々とし、ふたたび戦場に出て右眼失明、左眼視力0.01。終戦後、病院船で帰還した。


という経歴の持ち主だ。