Organisation for Economic Co-operation and Developmenthttp://stats.oecd.org/Index.aspx?datasetcode=SNA_TABLE4#

から拾った数字。

日本のPurchasing Power Parities (PPPs)の推移。1ドルの使いでが何円くらいかという数字。

'83 217円  '88 195円  '93 183円  '98 166円  '03 139円  '08 116円  '12 103円

実質的な円高は大きな変動もなく着実に進行している。アメリカ人観光客にはあまりうれしくない数字だろうが、この30年間にドルの使いでは半減したことになる。この数字を見ると、コザの目抜き通りで、店にも入らず、通りにたむろする海兵隊員の姿が眼に浮かぶ。

次が為替の変遷で、概数である。

'83 230円  '88 130円  '93 125円  '98 130円  '03 125円  '08 100円  '12 85円

で、時に円買いブームのオーバーシュートはあるものの、長期に見れば、購買力平価にほぼ平行していることが分かる。

そのなかで、(95年末の80円割れを除けば)、90年頃からリーマンショックまでの20年間は、かなり人為的に抑えられていた可能性もある。したがって今回の円高は、その跳ね返りとも取れる。

結論として、円高の主要な原因は長期にわたる持続的な円の購買力平価の上昇にある。その上で、動きを抑制したり、オーバーシュートしたりする短期的な要因が絡んでいるという見方が正しいだろう。

なお、為替レートとの乖離要因についてはたくさん説があるようだが、円安の方向にシフトさせているという点では同じだ。