経団連の米倉会長が緊急記者会見しこう述べた。
「三党の信頼関係を作り出した上での解散表明で、非常に力強い」
また、総選挙で一党単独政権は難しいとし、
「三党が政策ごとに合意し実施する環境を、この機会に作って欲しい」
と述べた。

これは大変重大な発言だと思う。彼らは、これまで進めてきた「二大政党路線」とは明らかに異なる道を示している。
赤旗記者はこれを「三党談合路線」と評している。わたしは財界翼賛路線と呼びたい。

これはマニフェストを掲げて国民的支持を獲得した民主党を、忠実な飼い犬にしてしまったことへの自信の表れだろう。

それは、いかなる国民の声も、マスコミの力と小選挙区制のカラクリで抑え込めるという自信の表れでもある。

しかしそれは、日本をさらなる政治危機へと押しやる、きわめて危険な賭けでもある。

確かに、世論を意のままに操る点はたいしたものだと思う。しかし一番肝心なもの、この先の展望がない。

無謀な12年戦争へと迷い込んだ軍部・財閥の轍を踏もうとしているのではないか。