初めて聞いた「非定型BSE」
とりあえず、赤旗に載った山内一也さんの談話をメモしておく。
(山内さんは東大名誉教授で、元食品安全委員会プリオン専門調査委員会の委員)

1.BSEとは何か
「牛海綿状脳症」の英語の頭文字をとったもの。基本的にはプリオンというウィルスもどきの物質による感染症である。
病気としては、人間のクロイツフェルト・ヤコブ病と同じ。

2.非定型とは何か
定型とは、プリオンをふくむ飼料を摂取することにより、感染するBSEのこと。非定型とは、そういう因果関係がはっきりしないケースを指す。
「弧発性」とも言う。そのほかに「遺伝性」のものもあり、これらを総称して非定型BSEと称している。

3.非定型BSEの発見
2003年9月、日本で「弧発性」のBSEが確認される。その後世界各国から60頭あまりの報告がある。
2006年、米国で遺伝性BSEが発見された。

4.非定型BSEの問題点
a 非定型BSEも感染性を持つ。
b 病原体の対内分布が広範である。脳脊髄だけではなく食肉部分にも分布。
c ほとんどは無症状であり、検査しなければ分からない。したがって報告件数より頻度は高いことが予想される。

5.いまなぜ非定型BSEか
厚労省は
①米国産肉牛の輸入月齢制限を20ヶ月以下から30ヶ月以下に緩和する
②国産牛の検査対象を21ヶ月以上から31ヶ月以上に緩和する
という方針を打ち出した。
つまり高齢牛を避ければ安全は担保されるということだ。
しかし、日本での非定型BSE牛は23ヶ月だった。

有能な記者さんで、良くまとめているが、さすがにこのスペースではややきつい。医者の私でも、ちょっと分からないところもある。

もう少し勉強が必要ですね。