みさと健和病院の宮崎康先生が、「MRHEかSIADHかで鑑別に苦慮する例」という論文を発表されている。

結論とすると、あまり考えずにフロリネフを投与してみればよいということだ。検査しても診断がつく訳でもなさそうだ。
通常のステロイド投与と比べ特段の害はなさそうだ。適用外使用になるようだが、老健では関係ない。

老人の低張性脱水は結構多い。慢性の人もいる。

SIADHは「抗利尿ホルモン不適合分泌症候群」でMRHEは mineralcorticoid responsive hyponatremia of the elderly の略,日本語では「老人性鉱質コルチコイド反応性低ナトリウム血症」だが、どっちにしてもよう分からん。

ネットで調べたら、ニューロリハ医のメモリーノートというブログがあって、そこに

MRHE にはフロリネフを使おう

というページがあった。

Internal MedicineVol. 46 (2007) , No. 3 pp.139-140

の抄訳が載せられている。

フロリネフの薬品名はフルドロコルチゾン酢酸エステル。ブリストル・マイヤーズが扱っている。
初回量は半錠を一日一回服用ということらしい。1錠350円、1ヶ月で(350/2)x30=5250円。ちょっと厳しいが、良くなれば止めることも出来るそうだから、一応選択肢だろう。