毎朝、出掛けにテレビの天気予報が流れる。
たいていは地図がでてそれに気圧の等圧線がかぶさる。気圧はどうでもいいのだが、結果として我々は毎日日本列島の地図を頭に叩き込まれていることになる。
ということで毎日見せられているうちに、ふと頭に浮かんだこと。
日本というのはユーラシア大陸に対して辺縁に並ぶ。それはフィリピン諸島、沖縄諸島、日本列島、千島列島、アリューシャン列島といういくつかの花綵を形成している。そのつなぎ目のところに台湾、朝鮮半島、樺太、カムチャッカ半島が位置している。
それでつなぎ目というのはどういう風につなぎ目なのかということだ。
この四つは見たところの違いが余りにも大きくて、共通点を見出すのは難しい。プレート理論もこれらの四つの接点の共通性をまったく説明していない。
第二には日本列島が琉球諸島、千島列島、アリューシャン列島に比べて桁違いに大きいことだ。果たして同列に論じてよいものなのか?
第三には、フィリピン諸島が厳密な意味では花綵を形成していないことだ。これを花綵の一つとして括ってよいものなのか。それともインドネシア諸島、ボルネオ、ニューギニアなどとまとめて論じるべきなのか。おそらくプレート理論の応用として判断しなければならないのだろうが…
ということで、余りにも見事な花綵形成と余りにもぶざまなユーラシア大陸への接合のしかたとが、どうも納得できない気がしてしようがない。