国際決済銀行(BIS)が第二四半期の世界の債券純発行額を発表した。
第一四半期に比し92%減というから、ほぼゼロに近い。これは第一四半期が高すぎたことの反動とされる。
その特徴を見ると、
①ユーロ圏での落ち込みが著明。第一四半期プラス2400億ドルに対し、第二四半期マイナス920億ドル。
②金融機関での新規起債が急減。ユーロ圏金融機関はマイナス1100億ドルに達する。
ということだ。
これは第一四半期に行われた欧州中銀(ECB)の長期資金の供給を受け、新規起債で資金を調達。これで短期債務を解消したためとされる。
ただこれはユーロ圏の特殊事情だが、アメリカも新興国も新規発行は大幅に減少しており、全体としては、借り手不在と金融危機のいっそうの進行を反映したものと受け止めるべきであろう。
投機資本も相当の痛手を負っているだろうが、自業自得だ。