エネルギー問題、冷静さが必要だ。
吉井質問、いいところを衝いているが、オマーンLNGは主要な輸入先ではない。主要な輸入先はブルネイ、マレーシア、オーストラリア、サハリン、そしてアブダビだ。

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カタール以外は当面輸入量の増加はありそうにない。新たな輸入先の確保が急務だ。これが第一の問題。
第二に、本当にLNGでよいのかという問題。現実にはいまだLNGではなく石油が電力源の主流だ。石炭も少なくはない。これは原発依存でやってきた結果、火力発電での技術開発が進んでいなかった結果だが、脱原発で腹をくくるのならこの問題は明確にしなければならない。
スポット買いから長期契約への移行はそう簡単なものではない。高い金で井戸を掘らせて、風力でやれるようになったから要りませんではすまない。最低でも10年は買い続けなければならない。

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三番目には、それでその間、金が持つのかという問題がある。3.11以降、日本の貿易は赤字が続いている。赤字の原因は電力需要のためにエネルギーを買い続けているからである。
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図表は東電ホームページより


いつまでスポット買いを続けるのか。もう原発頼みのエネルギー政策は破綻したのだ。もう風は吹かないのだ。

いつまでも日本が腹を括れないでいるのは、脱原発の方向に抵抗する財界の保守性にある。この頑迷さは度し難い。いまだに財界は経団連、同友会、日商ふくめて一枚岩である。脱原発を言い出す企業はひとつもない。

60年、70年で安保反対や大学民主化を闘った経験を持つ人もたくさんいるはずなのに、米倉や長谷川に一言も言えずに、「国際競争力」という地べたを這いずり回っているのは不思議というほかない。願わくは、鷹となって飛翔せよ!