志位さんがテレビのインタビューでいいこと言っている。

私は働く人の状態、生活を改善する上で四つくらいの“あわせ技”が必要だと思っています。
一つは、非正規雇用を正社員化する。そのために労働者派遣法を抜本改正する。均等待遇のルールを作る。
二つ目は、長時間・過密労働をなくす。日本の労働時間はだいたい年間2千時間だといわれていますが、ドイツより年間500時間も長いわけですよ。長時間・過密労働、サービス残業をなくしていって、雇用を増やしていく。
三つ目は、最低賃金の問題です。日本の最低賃金は平均自給737円です。737円ですと、フルタイムで働いても年収150万円以下です。「働く貧困層」から脱出できない。これは時給千円に引き上げる。
四つ目に、不当解雇、大リストラという「首切り自由の社会」をあらためていく。ヨーロッパでは当たり前の解雇規制法を作っていく。
こういう非正規から正規へ、労働時間の短縮、最賃の抜本的引き上げ、解雇の規制という“あわせ技”をやって、働く人に「人間らしい労働」を保障する。
…働く人が意欲を持って働けるような社会になってこそ、企業も立ち行くと思うんですよ。


これはすべて政策課題である。ただ四つ目の課題は、たしかに政策課題ではあるが、それ以前に労働者が闘うべき課題でもある。
まさにその通りだが、はたしてこれを一気にやって企業、とくに最大の受け入れ先である零細サービス系業種が持つかといわれると、なかなか難しいところもある。
それぞれについて、もう少し適用範囲・選択肢もふくめたロードマップが必要ではないだろうか。

とにかく現場では法律以前の犯罪的な労働実態が横行している。不十分とはいえ、現行法をしっかり適用させ、違法な労働条件については厳しく取り締まることを優先させるべきであろう。
そしてこの間に「構造改革」のなのもとに行われてきた労働関係法規の改悪を、チャラにする方向での再検討が必要だろう。とくにお金の問題で重要なのは、社会保険・厚生年金の範囲拡大だ。社会保障にかかわる国庫負担が増加しているのは、高齢化のせいではない。企業負担の減少のためだ。
せっかく四つにまとめてくれたのだが、これを中長期の課題の柱としつつ、明日からでも実施可能な「緊急提言」みたいなものを作ってもらいたい。