アメリカ大統領選が接戦だという。わたしは50年近く前、反共の狂信者ゴールドウォーターが惨敗を喫したように、ロムニーが候補になった時点で共和党は惨敗するだろうと踏んでいたが、どっこいそうは行かぬようだ。

あのアホのブッシュが圧倒的な大差で勝利したときと同じ極右ヒステリーが、米国民のあいだには抜きがたく残存しているようだ。

これはかなり恐ろしいことで、24日のロムニー演説をみると、憂慮すべき事態と考えなければならない。(ただ歴代大統領は実際に就任すると選挙中の論調をかなり緩めるのではあるが…)

1.世界情勢の認識
世界は危険であり、破壊的であり、混沌としている。

2.対ロシア政策
東欧へのミサイル基地建設を断念したことは、ロシアへの一方的な譲歩であり、「同盟国を突然に見捨てた」行為だ。

3.中東政策
イランによる核保有は「世界にこれ以上の危険はない」とし、うらん濃縮活動の停止のために「すべての必要な手段を行使する」と強調。
また、イスラエルを軽く扱ってはならないとし、現政策を破棄する方向を示す。

4.中国政策
「当局が許す自由も選択的で、自由の圧迫には容赦がない。米国との貿易では、特許や知的所有権の恥知らずな違反を行っており、通貨を操作している」
と口を極めて非難するが、具体的な対応には触れず。

5.南北アメリカ
チャベスの脅威を軽く見てはならない。「独裁者チャベスはヒズボラを西半球に招いている」

6.軍事力増強を主張
軍事費の抑制政策をやめると表明。
「私は米国の指導力を明け渡すようなことはしない」
「21世紀は米国の世紀となるべきだ」