息子は「年寄りのおかげで我々はひどい生活をすることになる」と、文句を言う。
「誰のおかげで大きくなったんだ」といいたい。
俺たちの時代は親の世代に世話になったわけではない。むしろいい迷惑をかけられている。
俺たちが子供の世代に迷惑かけたか?

俺たちがもらう年金は、俺たちがかけたもので俺たちのカネだ。なんとなれば、後30年で使い切ってしまえばよい。
お前たちはお前たちで貯めればいいだけの話だ。お前たちの掛け金に手出しするつもりはない。

そのうえでだ。
お前たちの掛け金は少ない。それは三つ理由がある。
ひとつは人数が少ないからだ。これはどうしようもない。しかしもらう人もその分少ないのだから、出入りはチャラだ。
ふたつめには払える人が少ないからだ。これは非正規雇用ばかり増えて、収入が減ってしまったからだ。
三つ目、これが一番重要なんだが、払える人が払わないからだ。企業が掛け金の半分払わなければならないのに、それを払わないからだ。
不公平、不公平というが、これが一番不公平ではないか。
国の借金が増えているというが、中身を見れば企業が社会保障の掛け金を減らした分が、そのまま借金になっているのは明らかだ。

要するに、悪いのは俺たちじゃないということだ。きついこというようだが、それを許しているお前たちが悪い野田。俺たちは闘ったが、お前たちは闘わずに泣き言垂れるばかりだ。

このままでは、お前たちの子供たちから、「お前らのせいでひどい国になった」といわれるぞ。