赤旗の「いま言いたい」シリーズに熊本県水俣の宮本市長さんが談話を寄せている。

社会が経済優先を求めたツケを住民が負わされるという意味で、水俣病は原発事故に通じるものがあります。
「環境で飯が食えるのか」という声が、市民の中にありました。しかしこれからは環境に配慮しなければ、企業も成り立ちません。市民もそういう観点から生活のあり方を見つめなおさないと、生活できなくなる時代が来ます。

発言で感じたのは、あれほどの悲劇を経た今も、ことあるごとに、市民の中に「命よりカネ」という人々が登場すること、つねにそういう人たちと闘っていかなければ、環境は守れないということである。