パラグアイで政変がありました。UNASURやALBA諸国は“事実上のクーデター”と非難していますが、肝心のルーゴ大統領が受け入れてしまったので、着地にはちょっと苦労しそうです。

もちろん、この政変が02年のベネズエラに始まり、ホンジュラス、エクアドル、ボリビアと続いた系統的な政府転覆策動の上に位置づけられるものだということは、疑いないでしょう。ただ今回の行動に武力による威圧ないし行使はふくまれておらず、一種の変化球攻撃です。CIAにしてみれば「してやったり」とほくそ笑んでいることでしょう。

それに実体としてルーゴ政権はすでに瀕死状態でした。採決の票差を見れば分かるように議会内での力関係は圧倒的です。民主化を促進するような法律は何一つ成立せず、行政レベルで辛うじて改良を行う程度でした。さらにルーゴ自身がガンを患っており、隠し子問題などもあわせ影響力を失っていました。任期もあと1年を切っています。10月の選挙の後はレームダックと化することは間違いありません。

それなのに、事実上のクーデターと非難されるような弾劾をなぜやったのか、といえば「やれるのならやりましょう」とのCIAの差し金と考えるほかありません。やることに意義があるのです。

ネットからいろいろ情報を拾ったのですが、どうしようかなぁと思案していました。ところが次のような記事があったので、「書くしかないな」と覚悟を決めた次第です。

「主観的アルゼンチン/ブエノスアイレス事情」: 「素顔のブエノスアイレス」のTOMOKOです、というブログがあって、ここの記事そのものは別にどうということはないのですが、このブログのコメント欄にある人が書き込みしています。

ルゴは非常に専制的で余り目立つ存在では無く、今年行われる大統領選挙の青党候補の予備選では惨敗しほとんど存在感を示せなくなっていました。

悪口を並べ立てるために書いたような文章で、支離滅裂です。「非常に専制的で、あまり目立たない存在」ってどんな存在でしょう。それよりも、「もしそうだったとしたら、クーデターまがいの弾劾が許されるのか」という問題が残ります。こちらのほうがはるかに重大なポイントです。こういうヨタコメントがネット上でまかり通ってしまうのは大変困ります。