4日後に迫ったメキシコ大統領選挙で、ロペス・オブラドール候補の人気が急上昇。すでに現与党のPANを抜いて、PRI候補に猛追をかけているようだ。
ラテンアメリカの大統領選挙は、たいていは一度では終わらずに、相対一位と二位の決選投票となる。二位に滑り込めば、その1ヶ月ほどあとに行われる決選投票までに追いつく可能性は十分ある。

ロペス・オブラドールといえば、前回大統領選挙で惜敗し、「俺が勝った」とがんばった人だ。名前の頭文字をとってAMLOと呼ばれることが多い。
旧共産党も加わる左派のPRDの候補で、元メキシコシティーの市長。その強引さにはとかくのうわさもないではないが、問題はそういうことではない。NAFTAをこれ以上続けるのかどうかという選択だ。
PANもPRIもNAFTA維持、ネオリベ路線踏襲という点では変わりない。それに対しPRDはラテンアメリカの経済統合を唱えるUNASUR派だ。とはいってもメキシコ国民の1割がアメリカで働いている状況の下では、そう簡単にアメリカとの渋滞を断ち切ることは容易ではなく、手探りしながらの改革となるだろうが。