こんな記事、私が書かなくたって世界中のライターが書くだろう。そしてその9割は嘘っぱちを書くだろう。

ただ、誰もが共通している認識はある。

ギリシャ国民がくれた最後のチャンスだ。それは時間つなぎに過ぎない。この1ヶ月で、口先ではない本当の結論を出さなければならない

ということだ。

①数字だけからいえば、ドイツに儲けを吐き出させなければならない。これがすべてにつながる第一歩だ。しかしドイツに儲けが集中するようなシステムも問題だ。
②マーストリヒト体制の最大の問題は、資本移動が全面的に自由化されているのに対し、国家財政と労働の移動は国籍に縛られていることだ。調整期にあっては資本移動の自由を制限し、これによって生じる金融的困難については、諸国家の連帯で乗り越えるしかない。
③いまユーロ圏が抱えている困難は、基本的には「前向きな困難」なのだと思う(これについては異論もあるだろうが)。いまギリシャを救うことは単なるそろばん勘定以上の意味を持っている。
④現在のユーロ危機は、結局投機資本の力を過小評価したことから生じている。投機資本というのはソロスごとき人物ではなく、100兆ドルに上る米国人資産がバックにある。純金融操作的に拮抗できるのはドイツ・日本・中国の21世紀型「枢軸」連合以外にない(できたとしての話だが)。