とりあえず、まとめてみよう
野田談話には四つの暴走と二つの裏切りが含まれている

四つの暴走とは
①猛暑期の限定を取り払い、無期限に原発稼動を延長したこと。
②大飯原発のみならず、すべての原発に対して再稼動を認めたこと。
③脱原発路線を事実上放棄し、原発生命線論を「国策」と宣言したこと
④以上の判断を首相の「責任」(権限と読め)としたこと

二つの裏切りとは
①関西広域連合が季節・場所限定の容認という「苦渋の決断」をしたことを利用して、それを真っ向から踏みにじる無期限・全面稼動を宣言したこと
②政府の委嘱を各種審議・諮問機関で検討中の課題について、その結論を待たずに無期限・全面稼動を打ち出したこと

ここに今回の談話の最大の無法がある。

もちろん、再稼動そのものが大きな問題をはらんでいるわけで、上記の暴走や裏切りがなかったとしても批判の対象ではある。
しかし、我々が談話を聞いて唖然としたのは、そのことによってではない。
あの橋下市長でさえ舌を巻く無法無体ぶりが唖然とさせたのだ。多少とも常識のある日本人であれば、橋下市長の言葉を借りれば、野田首相はまさに「トチ狂っている」としか思えないのである。