さすがにシューベルトとなると、名曲、名演、それに高音質の三拍子そろったyoutubeファイルが揃ってくる。

交響曲
第5番 ベームもよいが、やはりヴァンドがよい。アップロードされたヴァンドの音源はほとんどが低音質だが、この曲だけは例外的に高音質だ。MP3だから、ニコニコ音源かもしれない。
第7番「未完成」 どうも年のせいか7番か8番か混乱する。今のところ音質的には決定的な音源はない。強いてあげればケルテス盤だが、さすがに古い。クレンペラーのライブ録音(64年)というのがアップされていて、これが意外とよいのだ。ヴァンド_北ドイツ放送は聞けなくはないが低音質。日本での伝説の名演は今は聞けなくなった。
第8番「ザ・グレイト」 リッカルド・ムーティ・BPOの演奏がすごい。このあいだ、シューマンの4番がすごいと書いたが、これも驚異の音質だ。強奏時に音が濁らないのが何よりも有難い。ライブ録音のエアチェックなので、この10年で音質が飛躍したとしか考えられない。
①ライブ録音の技術が向上したのか、②ハイビジョン移行で音質が改善したのか、③youtubeアップ時の音質劣化が減ったのか、どちらにしても嬉しいことだ。

管弦楽
ロザムンデ クレンペラーの全曲演奏が聴ける。演奏は最高、音質も悪くない。ただ全曲はややしんどい。舞踊音楽第2番がコバーチ指揮ブダペストフィルの演奏がアラカルトで聴ける。小編成だが、音はデモ用に使えるほどの高音質。

室内楽
弦楽四重奏曲 第13番「ロザムンデ」 タカーチ四重奏団
弦楽四重奏曲 第14番「死と乙女」 ベルク四重奏団
弦楽四重奏曲 第15番 ブランディス四重奏団
弦楽五重奏曲 タカーチ四重奏団
 
弦楽四重奏曲はこれまで語るほどのファイルはなかった。最近はかなり質のよいファイルがアップされるようになっているが、たとえばハ短調「断章」は、いい演奏だが団体名のクレジットはない。
タカーチ四重奏団のロザムンデ四重奏曲はアップ時に致命的な音質劣化が生じている。メロス四重奏団のロザムンデは第一楽章が欠如という具合。(見直してみたら、今ではUP主が全曲取り下げてしまったようだ)
「死と乙女」だけは山ほどあるが、アルバン・ベルグをしのぐものは今のところない。
15番もまともな音源はブランディス四重奏団だけなので選択の余地はない。

ピアノ五重奏曲「鱒」 ギレリス_アマデウス四重奏団
ピアノ三重奏曲第1番 スーク・トリオ
ともに多少音は古いが、きれいにアップしてくれている。とくにスークトリオは名演だ。鱒のほうは、モーツァルトの名演を聞いているだけに、できればワルター・クリーンのピアノで聞いてみたかった。ギレリスはすこし遠慮しているみたいだ。アマデウスが余り腕達者なグループでないからかもしれない。

器楽曲
バイオリンとピアノのためのソナチネ 作品137の三つのソナチネをハイメ・ラレードの演奏でまとめて聴ける。音質もよく大変ありがたい。うp主のKlassica Channelさんのチャンネルには8千ものファイルがうpされており、なかには抹消の危険があるものも多い。早めに行くようお勧めする。

アルペジオーネ・ソナタ ミコシュ・ペレーニのチェロ、シフのピアノで全曲が聴ける。演奏・録音とも秀逸である。

ピアノ曲
正直言って、シューベルトのピアノソナタはちょっとしんどい。悪いけど冗長・散漫だ。すこし刈り取れば良いのにと思う。
ピアノソナタ 第13番「小ソナタ」
ピアノソナタ 第21番遺作
13番はMassimiliano Damerini、21番はコチシュだ。ウィキペディアで調べると、1951年ジュノバの生まれ、作曲家兼ピアニストとある。98年からシューベルトのピアノソナタの録音に取り組んでいるようだ。
さすらい人幻想曲 ルビンステインが決定盤。音もまずまずで、うp時の劣化もない。この人はショパンよりシューベルトに向いているのではないか。
楽興のとき これもバックハウスの全6曲演奏が極め付き。60年前後の録音と思われるが音質も最高だ。細切れにしないで6曲通しで聞くほうが良いと思う。
即興曲 作品90 この4曲もツィメルマンで決まり。ただしうpの時期が早いだけに、多少の音の劣化が見られる。と思ったら、再うpしてくれる人がたくさんいた。霊験はあらたかで、同じ演奏家と疑うほどだ。
即興曲 作品142 どういうわけか第2曲のみはツィメルマンの音源がない。
ほかに小品で、アレグレット ハ短調 これはAlexander Lonquichという人が弾いている。

声楽曲
美しき水車小屋の娘 プライとかシュライヤーとかいろいろあるが、ちょっと古いけどブンダーリッヒが肩がこらなくてよい。
大体この曲集は長すぎるので、グーテンモルゲン・ミューラリンからで十分だ。だから前半はできるだけあっさりと流してほしいのだが…。パツァークとクリーンの演奏はよかったなぁ。
冬の旅 なぜかクリスタ・ルードウィヒが良い。たぶんニコニコ動画だと思う。
リート三悪人はヒュッシュ、ディスカウ、プライだ。子供の頃はリートというのは自分で自分の首を締め上げながら歌うものだと思っていた。レコードが止まってしまうかと思うくらいテンポが遅く、流れはよどんでいた。ディスカウの猫なで声や、プライの「低音の魅力」風なのも耐えられなかった。
これもパツァーク盤(もちろん廉価盤)で面白さに開眼させられた。伴奏はデムスでケレン味たっぷりに弾いていた。
アンコール代わりに小曲を一つ、ジェシー・ノーマンのアヴェマリア.
魔王
のほうはいささかやりすぎだが、動画での迫力はすごい。顔で歌っている。

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