日本の株式市場がかなり荒れはててしまったようだ。
①株式売買に占める海外投資家の割合は2005年に45%だったが、今年5月には71.1%に達した。個人投資家は18.5%にまで低下している。
②売買注文の4割は1秒間に500回以上の売買を試みる高速取引である。こうした高速取引を行っている業者は10社程度である。

すなわち、日本の株式市場は一部の業者に占有され、なおかつ高度に投機化していることになる。企業のための信用創出という株式市場本来の機能は大きく損なわれている。

市場関係者にしてみれば、投機筋の規制で取引高が減少するのは短期的には避けたいところだろうが、中長期で見て市場の信頼を回復するためには、取引税の導入についても前向きに考える必要があるのではないだろうか。