旗の文化面、佐藤さんの「未来への意志: アフリカ取材から見た日本」という文章がとても良い。


…人が死ぬことは避けられない。しかし、人々の豊かなつながりの中では、個人の死というものは命の断絶ではなく、大きな命の一部として脈々と生き続けるのだ。大きな命を生きる人々は、ともに喜びを分かち合い、悲しみを支えあう。

…死という宿命を背負った人間が生きていくには、たんに物理的に恵まれた環境が必要なだけではなく、その死を受け入れ、大きな生を紡いでいける人々の「つながり」が必要不可欠なのだと信じている。

「大きな生」のなかに生きる個別の命、これは非常に正しい。ただ近代社会にあっては「大きな生」は、自由な個性の実現と引き換えに廃棄されている。それを「貧しさを分かち合う」未開社会に戻すことはできない。個性の「豊かさ」の内に、あらたに能動的な「大きな生」を形成していくしかない。そういうロング・レンジの課題が突きつけられているのだろうと思う。

左前方から照らしているのは夕日だろうか。あまりに表情が美しいので、新聞からコピペしておく。

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