赤旗にポランニーの本の宣伝が載っていた。「市場社会と人間の自由: 社会哲学論選」
という題である。発行元は大月書店。
聞いたことない人だが、科学的社会主義の立場の人かと思ったら、どうもそうでもないようだ。
宣伝文句にはこうある。
経済と民主主義の危機という経験から、市場ユートピアを根源的に批判した。
その知的格闘を通じて、日本の政治・経済の混迷を問い直す。

ウィキペディアでさっと調べたら、オーストリア生まれのユダヤ人でカナダに亡命している。奥さんは共産党員だったそうだが、本人はリベラルという程度。
中身は、マルクスの水割りと言うか、無毒化したもの。市場経済を社会に対するアンチテーゼとして否定するが、その進歩性や市場化を通じて形成される「新しい人間」像を見ない。
いわば「真正社会主義」の焼き直しのようだ。これなら体制にとって怖くはないだろう。