テレビ朝日が、その後事態を深刻に反省しているかと思って、記事を探してみた。

そうしたらこんな記事が出てきた。すでに捏造の疑いがかなり強くなっている3月8日の記事というところが泣かせてくれる。

組合が人事に“介入” 大阪市交通局の調査で発覚(03/08 06:14)

 大阪市交通局の調査で、不適切な組合活動が発覚です。
  大阪市交通局の労働組合は、去年の市長選挙の際、勤務時間中に選挙活動を行っていたことが判明し、橋下市長の命令で実態調査を行っていました。

また、業務用パソコンでのメール調査では、「動員」や「演説会」といった選挙活動関連のキーワードが 700件近く発見されたということです。

 橋下徹大阪市長:「組織の解体的出直しというか、つぎはぎで何かが改善する状態ではない」
 一方、組合名義で平松前市長の支援カードの回収リストが作成されていた問題は、今後、パソコンシステム内の記録を解析して経緯を調べるとしています。


これは二重の意味でひどい記事で、橋下によるメールの強制調査の結果を得々と紹介しているのです。

しかもこの時点で、テレビ朝日は「組合名義で平松前市長の支援カードの回収リストが作成されていた問題」という態度を変えていません。


もっと調べていって、驚きました。テレビ朝日こそが橋下の最大の応援団なのです。

2012年1月8日放送 10:00 - 11:45 テレビ朝日報道ステーション SUNDAY

というページに番組内容の一覧が掲載されています。

「全力で行く!」橋下大坂市長密着

「報道ステーション」での橋本氏の映像。番組に語った本音とは。

橋下改革 本格始動 “赤字の温床” 驚きの実態

*橋本氏が本格始動。初日の会談では大阪市労働組合連合会・その他一般人が”政治活動”の謝罪に訪れたが、橋下氏は握手を拒否。特別顧問として迎えた政治家某との意見交換、政治家某との会談などを行った。

橋下改革 本格始動 “赤字の温床” 驚きの実態
スタジオトーク

春風亭小朝さんを迎えトーク。橋本氏の話の技術について、「話を聞かせる仕組みを確立してしまった、保身に走らず語尾がはっきりしている、笑顔が効果的」などと話した。バス事業への斬り込みなども話題にあがった。

橋下市長の指示で…市バス運転手の年収4割減検討(02/27 16:34)

橋下市長の指示を受け、大阪市交通局が市バス運転手の年収の大幅カットを検討です。

 大阪市・橋下市長:「市の交通局のバスの運転手が、今までとち狂ったような給料で生活していた」
 市バスの運転手約700人の平均年収は、阪急や南海など在阪5社平均の1.36倍です


1時間45分の番組にこれだけ、ヨイショのてんこ盛りです。

(02月07日)橋下市長が徹底調査を指示 大阪市長選の脅迫疑惑 テレビ朝日 

という記事もあったがyoutube-削除済み となっている。さすがに恥ずかしかったようだ。

そして3月27日、ついに朝日新聞も捏造と認めました。これがその記事です。

 平松邦夫・前大阪市長の後援会への参加を職員労働組合が市職員に徹底させる内容の職員リストが見つかった問題で、市交通局は26日、同局の非常勤嘱託職員 が人事データを流用して文書を捏造(ねつぞう)していたと発表した。
大阪維新の会市議はこの職員から文書の提供を受け、2月の市議会で「労組の選挙活動へ の関与が裏付けられた」などと市側を追及していた。偽の情報を労組攻撃の材料に使った維新側の姿勢も問われそうだ。

最後の一行だけ、もう一度書きます。

偽の情報を労組攻撃の材料に使った維新側の姿勢も問われそうだ。

よく言った、天下の朝日! しかし肝心のテレビ朝日のコメントは探すも見当たらず。公共の電波でデマを垂れ流しておいて、頬っかむりするつもりのようだ。


なお、この件について橋下が慎重だったとする報道があるが、これはウソだ。

月7日 産経新聞  「退職金支払いは市民が許さない」 交通局紹介リスト問題で指示  

…一覧リストの存在が明らかになった問題で、橋下徹市長は、実態調査が終わるまで退職金の支払いを留保するよう指示したことが分かった。
橋下市長は「このまま退職金が出るのは市民が許さない。一定の疑いが認められ、調査に入った場合は、自然退職や自主退職は認めない」と主張。
リストに記載されている管理職について、調査終了まで退職金支払いを留保するよう指示した。

という記事がしっかりと残っている。