①とにかく古いファイルは拾わない。2011年以降のアップロードだけを探すこと。これはyoutubeのホームページから検索するよりは、グーグルで1年以内の動画と絞り込んだほうがいい。youtubeの検索だと、発表会のマイビデオなど役に立たないファイルが多すぎて大変だ。

②これはと思うファイルがあったら、そのウp主のページに入ると、それなりのファイルが見つかる確率が高い。なかには数千曲もアップしているツワモノもいる。

③高画質と低画質では音質にも差がある。ダウンロード時に選択可能な場合は最高画質でダウンロードすべきだ。

④Craving Explorer などで音だけ落とすのはだめ。アップロードされた映像のほとんどはMPEG4方式であり、その音はAAC方式で圧縮されている。Craving Explorer ではこれをMP3にエンコードしながらダウンロードするため、かえって時間がかかる。

⑤しかもエンコーダーはLame ではないから、劣化が激しい。EcoDecoTool という剥ぎ取りソフトがあるので、ダウンロードした映像からAAC ファイルを剥ぎ取ってそのまま保存するのが良い。EcoDecoTool で剥ぎ取れないタイプの音源があって、それ用の剥ぎ取りソフトもあるが、これは古いタイプの圧縮方式で、100%低音質だから捨てたほうが良い。

⑤MP3プレーヤーソフトの中では、foobar2000 がAACファイルにも対応しているので、これをデフォールトのプレーヤーにするのが良い。音はそのままでは硬く、低音が伸びてこないのでResampler というDLLを有効にする。これで俄然音が良くなる。

⑥foobar2000 はASIO も使えるが、動作が不安定でしばしばトラブルを起こす。相性が悪いらしく、苦労して使ってもあまり音質の改善は得られないので、最近は使っていない。

⑦FrieveAudio やLylithなどのMP3 プレーヤーではASIOの霊験はあらたかである。ほこりを拭いたように音に“照り”が出る。しかし、残念ながらAAC ファイルには対応していない。最近、foobarではASIOの代わりのDLLとしてWASAPIが推奨されているようだ。

⑧通し録音のファイルは楽章ごとに切りたい。その際はAudacity が威力を発揮する。Core i7 にして一番ありがたいのはこの操作だ。ものの5分で、4楽章がファイル分けされる。AACファイルでも、正式版でないβ版では対応してくれる。

⑨Audacity はAACファイルもMP3ファイルもいったんWAV ファイルにしてから操作する。出来上がったファイルは無圧縮のWAV ファイルとなる。ffmpeg というDLLを導入すればAAC ファイルにすることも可能だが、汎用性から考えてMP3にして保存している。LAMEの正式版を導入すれば、可変方式でのエンコードが可能になる。150ビットくらいで十分だと思う。

⑩ひどい音だが保存するしかないという音源がある。この際はノイズとり、clip fix 、低域強調、圧縮、擬似ステ化を行う。

⑪ノイズの除去は、まずファイル全部にフィルターをかけて、ノイズ除去を行う。雑音そのものはほとんど取れないが全体にくすみがとれる。ライブ録音などの場合、“無音域”にフィルターをかけると本当の音も飛んでしまう。

⑫次にclip fix をおこなうと、つぶれた音が多少改善する。デフォルトの95%が限界で、それ以上では元の音がおかしくなってしまう。これが時間を食うので、依然はつぶれたところだけに絞ってやっていたが、それはそれでやればきりがないし時間がかかる。Core i7 だと全体に網をかけても1分くらいで終わる。

⑬たいていは音がやせているので、すこし低域を強調してやると音が落ち着く。デフォルトの16はきつすぎる、5が限度だ。

⑭圧縮をかけると音が聞きやすくなる。わざわざダイナミックレンジを狭くしてしまうことになるが、所詮それだけの音源だから仕方ない。圧縮の前に、あまり目立つトゲは抜いておく。拡大ボタンを10回くらい押すと点のつながりになるので、カーソルを消しゴムモードに切り替えてトゲを消してしまう。

⑮最後に擬似ステレオ、といっても左右のチャンネルに時差をつけるだけ。まずチャンネルを分離して。拡大ボタンを7回くらい押す。片方のチャンネルの先頭の無音部分を一目盛りだけ消して、チャンネルを再結合する。これで音が俄然柔らかくなる。G Verb というエコー装置もあるが、よほど原音がデッドでない限り使わない。