現在のyoutubeの音質を規定しているものは、ほぼ原音である。

youtubeへのアップロード時の音質の劣化はかなりなくなっている。以前は強音を切り、高音を切り、低音を切っていた。だから電話で音楽を聞いているようだった。おそらく情報量は50ビット前後だろうと思う。現在でも明らかに原音よりは落ちるが、約1年前からは格段に良くなっている。おそらく100ビット前後と思う。

一時、ニコニコ動画がyoutubeを越えていたのは、音が良かったからである。ただ「高音質」と称して、200ビットを越すファイルをアップしていたが、重くなるだけで音の改善はそれほど得られていなかった。おそらくニコニコも80から90ビットくらいで切っていたのだろうと思う。

インターネット・ラジオで128キロをうたっていた放送も、今聞いてみると実効情報量は70から80くらいだったのではないだろうか。当時はADSLが主流だったから、それ以上の情報量を送ろうとすると音が切れてしまう。つまりyoutubeやインターネット・ラジオをリアルタイムで視聴しようとする限り、この回線の能力に規定されてしまうのだ。

こちらとしては、ダウンロードしてからゆっくり聞けばよいのだから、別にリアルタイムで聞けるようにしてもらわなくても良いのだが、たぶんそうすると、悪名高いファイル交換ソフトと同じことになってしまい、法律に引っかかるのだろう。

私の想像だが、youtubeはADSL規格で50ビットに制限し、どんな高音質のファイルでも音質を落としていたのではないか。それをニコニコでは光の規格に設定し80に上げていたのではないか。それがyoutubeも規格を上げたことから、音質の差がなくなったのではないだろうか。

最近のファイルはほとんどがAAC可変ビットレートで100前後に設定されている。それ以上上げても無意味だということが常識になったようだ。これは以前のMP3固定ビットレートの130くらいに相当する音質だ。これだとオーディオ・プロセッサーを介して外部のプレーヤーにつないでも一応満足できる音が出てくる。

今聞いているのは、ブルックナーのロマンティック、バレンボイムとシカゴ交響楽団の演奏だ。なお高音部のキンキンが気になるが、ダイナミックレンジはフルスケールで、最強部はすこし割れるがほぼCD音質だ。ただし、私の光+無線環境ではしばしば止まる。

ただしこれは世界中で通じるわけではない。アメリカ、イギリス、ドイツ、日本はまず問題ないが、南欧圏は怪しい。ロシアはだめなものが多い。

コンサートのテレビ録画は、ハイビジョンになる前のものは放送局で音質を落としているものが多く、youtube以前の問題がある。

演奏、音質ともにすばらしいものは危ない。見つけ次第ダウンロードしないと削除される危険がある。