最近の機械はさっぱり分からない。
さすがに携帯は持っているが、メールが分からない。テレビも見えます、クレジットカードにも、ナビにもなります、といわれてもクラウドをつかむような話だ。

実は本日嫁さんに頼まれて音楽CDを作っているのだが、WAVファイルをポンポンと落として、書き込みボタンを押せばいいのかと思ったら、そうでもないようで、まず「イメージ」というものを作らなければならない。この「イメージ」というのがイメージが沸かない。「仮想ディスク」と言われても一歩前進二歩後退である。

ようよう書き込みに達して、「ゆけっ!」と裂帛の気合を込めてボタンを押すのだが、その直後にCDのベイが空いてディスクがスラーっと出てくる。

三種類ほどソフトをダウンロードしてやってみたが、どれをやっても同じ。こんなに難しかったかね。ウィンドウズ95とか98SEの時にも焼くソフトはあったし、そんなに難しい印象はなかったのだが、やはりこちらが年をとったのでしょうね。

それでもって、なんでこんな苦労しているかというと、嫁さんがテレビに付いているデッキで再生したいというかからです。

このデッキは6、7年前に買ったもので、当時としては最先端、ハードディスク内蔵・ハイビジョン対応型です。これにBSとCSをつけてWOWOWもスカパーもてんこ盛り、これにさらに外付けハードディスク対応の東芝レグザをつけていますから、その操作は嫁さんにしか分かりません。裏の配線を見ただけで絶望感に襲われます。

嫁さんはこれで韓流ドラマを週に5本くらい録画して、それをDVDに焼いて友達に回していたのですからすごいものです。「こんな安上がりな趣味はないのだから、文句ないでしょう」といわれればたしかにそのとおり、ファイターズが9回裏に追いついてなお攻撃続行という場面でも引き下がらざるを得ないのです。

ただいかんせん、ひと時代前ですから、USB端子はあっても写真を見るためのもので、MP3にまでは対応していません。まして最近のAACファイルに至ってはうんともすんとも言いません。
そこで音楽ファイルをWAVに変換してCDに焼いてデッキに挿し込むという仕儀に相成ったわけです。

結局、デッキを買い換えてメモリースティックを突っ込めば聞けるようにするのが一番良いのだろうと思います。ただカタログを見るとまだそういうデッキはないようです。いっそパソコンを外付したらというアイデアもありますが、やはりパソコンとリモコンは文化が違います。

世の中に、テレビをオーディオ替わりに使おうという人はたくさんいるはずなので、少しメーカーに工夫してもらいたいと思います。それとももう日本の電機業界はすっかり将来を諦めてしまったのでしょうか?