一昨年スペイン旅行をしたときに、時刻感覚が変なことに気づいた。
団体旅行なので当然朝早くから移動もあるのだが、それにしても暗い7時でもまだ暁という感じである。一方で日の暮れるのも遅い。10月だというのに7時過ぎても明るい。どうも2時間くらいずれているのではないかと思った。
ところがマドリードは西経2度から3度くらい、グリニッジのほぼ真南に位置する。そんなに狂うわけがない。
それで悩んでいたのだが、実はスペインはGMTを採用していなかったのだ。実時刻に近く、世界標準時でもあるGMTを採用せずにわざわざ中央ヨーロッパ標準時を採用していたのだ。
これだと話が合う。ヨーロッパ中央時はマドリードの実時刻より1時間進んでいる。これにサマータイムを1時間上乗せすると2時間ということで、話のつじつまはあった。
話のつじつまが合ったところで、もう一つの疑問。一体なんで10月までサマータイムを引っ張るのかが分からない。
電気の節約だったら、サマータイムはかえって無駄だ。だいたいスペイン人は宵っ張りだから、アフターアワーが長くてもそのぶんアルコールが増えるばかりであまり生産的ではないように思う。
スペインの飲み屋はけっこう夜9時からなんてぇのが多いみたいだが、身体感覚から言えば夜の7時で、飲みはじめるには良い時間だ。ということはちょっと勢いが乗れば、たちまち午前様ということになる。これでは次の日の仕事に差し支えるだろう。
スペインが景気悪いのもそのせいではないか? と程度の低い分析をする。