ギリシャ債務危機に関しては、もっぱら先進国や銀行の対応ばかりが報道されています。そういうニュースを聞いていると、ギリシャは身の程知らずに贅沢してきたのだから、多少の我慢はやむをえないみたいな気分になってしまいます。

我々はプロレタリアートであり、ギリシャの民衆のお仲間なのに、資本家気分になってしまってはいけません。

以下の一覧表は、ギリシャ共産党のホームページから引用したものです。英文の解説がついていますが、おそらくギリシャ語の機械訳ではないでしょうか、とても読めたものではありません。



「新メモランダム」の攻撃リスト

労働者階級とすべての人民にとっての地獄の日々が準備されつつある。罠を仕掛けるのはトロイカ強権政府の暗黒戦線だ。

彼らは人民攻撃の方法に関して合意した。それはこれから果てしなく悪化する攻撃、今年6月までに実施されるだろう「新協定」の前触れに過ぎない。

「新メモランダム」は12月初めに投票により成立した。それには人民に困窮をもたらす以下のような攻撃がふくまれている。

A.給与

①基本給の22%引き下げ。

②初任給の10%引き下げ、つまりこれから就職する人は32%の引き下げとなる。

③各分野での個別賃金上乗せ協定の廃止。

④賃上げの2015年までの凍結。

⑤正規雇用のパートタイム化の容認。

⑥定期昇給の無期限停止。

⑦団体交渉による賃金決定を3年間凍結。

⑧その他団交の合意事項は1年間凍結。

⑨賃金水準に関しては6月までに南欧諸国との比較の上再提示する。

B.年金と社会負担

①年間3億ユーロの年金圧縮。新規削減は基礎年金と付加年金の双方に及ぶ。

②いくつかの年金基金の基礎年金は年頭にさかのぼり適用。

③すべての付加年金基金を6月までに併合。「制度維持の条件」に関する検討を開始。「将来起こりうるいかなる不均衡にも速やかに対応できるようにするための調整因子」を導入する。すなわち付加年金と退職金に対する新たな切り下げの準備。

④企業主の社会保障負担の2%削減。これは「勤労者持ち家機構」などへの企業主負担の廃止を通じて行われる。これら機構は廃止される。

⑤民間企業年金基金(IKA)への企業主負担をさらに3%削減する。これは次年度初めより実施。

C.公務員、旧国営企業労働者、銀行従業員

①旧国営企業、銀行における終身雇用制の廃止。給与の削減。

②公的部門において、今年さらに1万5千人の削減。「労働予備軍」への編入。

③公的部門の契約労働者の解雇。契約の非更新。

④公的部門労働者の給与の特別加算廃止により、総額6億4千万ユーロの削減。

⑤公的部門における賃金表改定によりさらなる給与削減。

⑥公的部門労働者を2015年までに15万人にまで削減。「5人退職に対し1人採用」のルールの適用。

⑦公共部門において自動雇用を保証している軍事学校、警察学校の入学定員を縮小。

⑧各種の公的機構、施設の2012年6月までの閉鎖。

D.2012年度に行われる付加的措置

①医療セクターの縮小。医薬品費の11億ユーロ削減。

②「収入にもとづく給付基準」の法律化による社会福祉の削減。

③三人以上の子を持つ家族への給付削減。

④政府の活動費および消費支出を3億ユーロ抑制。

⑤教育文化相の管轄下のいくつかの施設を閉鎖し、2億ユーロを削減。

⑥病院の医師に対する時間外手当を5千万ユーロ削減。

⑦公共投資プログラムの4億ユーロ縮小。

⑧国防のための装備に対する支出削減。

⑨6月の新租税体系発足。労働者のための租税優遇措置を全面廃止する。いっぽうで大企業に対する税額控除が増加する。


民主党の皆さん、これが「一体改革」というものです。良く参考にして、経団連に褒められるように、もっとすごい案を作ってみたらどうでしょう。