ユッスー・ンドゥールが立候補届けを出したが、受理されなかった。支持者署名が不足していたそうだ。
ンドゥールはセネガルの生んだ世界的な歌手。私もCD2,3枚は持っている。これに対しセネガル全土で「もうたくさんだ」抗議行動が巻き起こっている。各地で死者も出ているようだ。
今の大統領ワッドはなんと85歳。それなのに憲法の規定を無視して三選出馬を表明したという。計算すると独立のときは35歳くらい、第一世代がまだがんばっているということになる。しかしンドゥールもけっこうな年のはずだが…

調べたら、まだまだ若い。59年生まれ、52歳だ。『ネルソン・マンデーラ』(1986年)が最初の国際ヒットというからこのときが27歳。息の長い歌手である。
たしかに国際的舞台で進歩的な立場をとり続けている人ではあるが、名声を背景に大統領選挙に乗り出すのは、いささか疑念を持たざるを得ない。
かつてパナマでルベン・プラデスという歌手が立候補してあわやというところまで行ったことがあるが、そのあと政治道楽に飽きたのかあっさりと手を引いた。ハイチはあまりにも政治状況が過酷なので、是非については論評できない。成功を祈るばかりである。

初代大統領サンゴールの統治が80年まで続いたあと、与党社会党は徐々に力を失いワッドの率いる保守系の民主党に代わった。しかしこの政権交代は平和的に行われ、セネガルはこの地域では比較的平和な安定した国家として継続して来た。

いずれにせよ85歳にして再出馬というのは尋常ではない。ンドゥ-ルの出馬に抵抗を感じているのかもしれない。

このニュースに関してのネット情報は日本語ではない。さらに踏み込むべきか悩むところだ。