EU首脳会議で満座の非難を浴びたイギリスだが、19日に銀行改革の方向を表明した。
まだ正規の提案にも至らぬ財務省の個人的な意見表明にとどまるが、内容としては投資業務と小口金融の分離ということで、かなり核心を衝く提案だ。
オズボーン財務相は、「商店街向け業務と投資業務を分離し、英国経済と納税者を守り、大き過ぎて潰せないという事態をなくす」と語り、15年までに法制化を目指すとしている。

一般銀行の自己勘定取引の禁止というボルカールールに比べ、表現はソフトだが、実際の効果はほぼ同様であり、議会の賛同も得やすいと思われる。
さて、銀行がどう出てくるか。投資業務のうまみは一般商業銀行とは比較にならないだけに、最後は相当シビアーな戦いになるだろう。