中国の次期主席と目されている習近平がハノイを訪問し、グエン・フーチョン書記長と会談。
ベトナム外務省の発表では、南シナ海問題について、平和的解決を目指す方針を再確認した、とのこと。
この再確認というのがミソで、9月の湖錦湯との党トップの合意内容が今後も継続されるということで、中国側が意思表明を行ったことになる。
しかも9月の合意は、いかにも湖錦湯がいやいや合意させられたという雰囲気だったのに比べると、わざわざハノイに出向いて合意を再確認したことの意義は大きい。
いずれにしても、すでに夏ごろには中国政治トップの事実上の交代があったことになる。湖錦湯が目指した鄧小平政治の復活は、党の大勢により拒否されたと考えてよいのだろうか。軍近代化派と経済関係省庁の力を背景にした、鄧小平=湖錦湯のプラグマチズムと覇権主義の流れが今後押さえ込まれていくのか、曾慶紅の復活はあるのか、期待半分・不安半分である。